2024年12月にAZ-204: Azure Developer Associate に合格したので、勉強法やおすすめ教材を紹介します。
AZ-204試験について
AZ-204: Azure Developer Associate はAzure開発者向けで中級レベルの試験です。
試験概要
試験範囲は下記ページに記載されています。事前にしっかり目を通しておきましょう。
難易度は初級レベルの試験であるAZ-900よりも大きく上がります。
また、公式サイトに「2 年以上のプログラミング経験」が必要と書かれている通り、Azureでの開発経験だけでなくある程度のプログラミングスキルも要求されます。
学習期間
学習期間は経験によって大きく変わってきますが、プログラミング経験があり、AZ-900相当の知識があれば1ヶ月ほどで合格できるでしょう。
参考までに私は開発エンジニア歴3年半・AZ-104を2年前に取得済みの状態で、約3週間(30~40時間)の学習で合格することができました。(得点は857/1000点)
学習期間の時間配分は前半2週間はMicrosoft Learnでインプット、後半1週間は模擬試験でアウトプットという構成でした。
インプットよりもアプトプットの比重を高くすればより短期間での合格を狙うことも可能だと思います。
受験料の割引
以前まではMicrosoftのIgniteやBuildといったイベントで試験料が割引になるバウチャー(クーポン)が入手できたのですが、最近はあまりバウチャーの配布を行っていないようです。
Azure認定資格の有料トレーニングコースを販売しているエディフィストラーニング株式会社やトレノケート株式会社といった企業のホームページから、若干割引になるバウチャーが購入できることがあるので、試験申し込み前にチェックしておくことをおすすめします。
AZ-204の勉強方法とおすすめ教材
私が実際に使用した教材と、具体的な活用方法を紹介します。教材はどれも日本語に対応しています。
Microsoft Learn トレーニング(無料)
Microsoftが提供する無料学習コンテンツです。
ボリュームが多く、日本語訳がやや分かりにくいのが難点ですが、試験に関連する内容が多く含まれているので一度は通して学習することをおすすめします。
試験対策としてはアウトプットに時間をかけるのが大事なので、ここに時間をかけすぎないようにしましょう。試験ではトレーニングに書かれていない内容も多く出題されるので、全てを暗記しようとする必要はありません。
トレーニング内には実際にコマンド等でリソースを作成する演習があるので、必ず手を動かして取り組むようにしましょう。ただし、演習以外ではAzureリソースを自分で作成する必要はあまりないと思います。
Microsoft Learn プラクティス評価(無料)
こちらはMicrosoftが提供する模擬試験で、下記ページの「練習評価を受ける」から受験することができます。
出題内容は毎回変化します。解説はその場で確認できますが、あまり丁寧ではないので適宜ドキュメントを参照するなどして知識の定着を図りましょう。
9割以上を取れるようになるまで繰り返すのがベストです。
Udemy|【日本語対応!】AZ-204: Microsoft Azure Developer Associate対策問題集
【日本語対応!】AZ-204: Microsoft Azure Developer Associate対策問題集
※Udemyでは頻繁にセールが実施されるので、セール時を狙って購入することをおすすめします。
Udemyで販売されている日本語に対応したAZ-204用の問題集です。
問題数は多くはないですが、機械翻訳でないわかりやすい解説や公式ドキュメントへのリンクがとても参考になります。
9割以上取れるようになれば合格への可能性はかなり高まるでしょう。
Amazon Kindle | AZ-204:Azure Developer Associate:模擬問題集(300問)
Kindle電子書籍として販売されているAZ-204用の問題集です。Kindle Unlimitedに登録していれば追加料金なしで読むことができます。
先ほど紹介したUdemy講座で試験対策としては十分かと思いますが、時間に余裕があってさらに合格可能性を高めたい方は取り組んでみるといいでしょう。
基本問題50問+模擬試験250問というボリュームの多さや、わかりやすい日本語解説と公式ドキュメントへのリンクがあるのも親切です。
試験本番までの準備
通常の勉強以外に、準備しておいたほうがよいと感じたことを紹介します。
Microsoft Learn に慣れておく
AZ-204では試験中に Microsoft Learn を閲覧することができます。(参考:試験期間と試験エクスペリエンス)
時間が限られているので全ての問題を調べながら回答するのは不可能ですが、コードやコマンドの穴埋め問題など、暗記するのが難しい問題を調べる際などに重宝します。
Microsoft Learnの検索機能はあまり精度がよくないので、本番で戸惑わないように事前にある程度使い慣れておくとよいでしょう。
出題形式に慣れておく
Azure試験に慣れていない場合はケーススタディなど独特の形式に戸惑わないように、事前に出題形式を確認しておくことをおすすめします。
下記ページからサンドボックスを起動することで、出題形式をシミュレーションすることができるので、不安な場合は確認しておきましょう。
おわりに
AZ-204試験は易しくはない試験ですが、しっかりと準備すれば必ず乗り越えられます。
本記事が皆さんの学習の一助となれば幸いです。