AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentalsを無料で受験して合格できたので、感想や勉強法についてまとめます。
AI-900とは?
AzureのAIサービスに関するエントリーレベルの試験で、難易度は易しめです。
AIの知識がある場合は1週間もあれば十分に合格レベルに達すると思います。
全くAIの知識がない&Azureに慣れてない場合でも2~3週間あれば十分に合格できると思います。
受験時のスペック
- Webサービス開発エンジニア1年目
- 業務でAzureは少しだけ触るが、AI関連の業務はない
- Pythonエンジニア認定データ分析試験合格済み
合格記事:Python3エンジニア認定データ分析試験に合格したので勉強法をまとめてみる - 2週間前にG検定を受験(AI-900受験後に合格が判明)
合格記事:G検定 2021#2に合格したので対策をまとめてみる
受験の動機
AIに興味があり、AzureのAI関連サービスを学んでみようと思ったのがきっかけです。無料で受けられることを知ったのも受験の動機としては大きいです。
無料で受験するには?
普通に試験を申し込むと12,500円かかりますが、Microsoftが主催するVirtual Training Days(無料セミナー)を受講することで、試験が無料で受けられるバウチャーを手に入れることができます。
※(2023年5月追記)現在はVirtual Training Daysでの無料バウチャー提供が終了してしまったようです。
※Microsoft Cloud Skills Challengeの「Azure AI Fundamentals | AI-900」に取り組むことで、受験料が50%割引になるバウチャーを得ることができます。
以下のページから「Microsoft Azure Virtual Training Days: AI Fundamentals」を探して、申し込んでみてください。
平日のみの開催なのが難点ですが、試験対策に直結する内容で、チャットで質問も可能ですのでとても有益なセミナーだと思います。
受講から1週間後くらいに『「Microsoft Azure Virtual Training Day: AI Fundamentals」にご参加いただき、ありがとうございました』というメールが届くので、案内に従って試験を申し込めば無料で受験できます。
学習方法
Virtual Training Dayで概要を掴んだら、後は試験範囲に該当するMicrosoft Learnのラーニングパスをやれば対策としては十分です。
試験範囲のラーニングパスは以下を参照してください。
実際にAzureを操作して手を動かすのがベストだと思いますが、私は無料試用版アカウントのためかコンピューティングリソースの作成ができず(クォータの引き上げが必要)、ラーニングパスを読んだだけでした。
ラーニングパスにはVMを起動してAzureを操作できるデモ機能もあるのですが、こちらもうまく接続できなかったり、英語の説明でよくわからなかったので利用しませんでした。
各サービスでできることや6つのAIの基本原則についてはしっかり押さえておきましょう。
また、Microsoft認定ラーニングパートナーによる無料オンデマンド講座も復習用としてぜひ活用しましょう。
試験本番と結果
自宅受験はなんだか抵抗があったので、最寄りの会場(CBT形式)で受験しました。
わからない問題もいくつかありましたが、30分ほどで解き終えて退出しました。
トータルの勉強時間は10時間ほどで、ほぼラーニングパスを読んだだけでしたが、880/1000点(合格点は700点以上)で合格することができました。
もしAI-900に合格された方は、同じエントリーレベルのDP-900やAZ-900にチャレンジしてみることをおすすめします。
それぞれ対策をまとめた記事を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。