私は2021年7月にG検定に合格しました。
当時はAIやディープラーニングの基礎を体系的に学べる資格として受験しましたが、その後、生成AIの普及やシラバス改訂により、G検定で問われる内容も変化しています。
この記事では、私が実際にG検定に合格したときの勉強法をベースにしつつ、2026年時点で受験するなら注意したい点もあわせて整理します。
なお、この記事は主にオンライン試験を前提にしています。会場試験を受ける場合は、試験方式や当日のルールが異なるため、必ずJDLA公式サイトの最新情報を確認してください。
受験時のスペック
- C#エンジニア(歴6ヶ月)
- Pythonエンジニア認定データ分析試験合格済み
合格記事:Python3エンジニア認定データ分析試験に合格したので勉強法をまとめてみる - 業務でAIは使わない
事前に読んでおいた方がいい本
これは必須ではありませんが、AIに全くなじみがない場合は読んでおくとその後の理解が楽になります。
こちらはG検定を主催している日本ディープラーニング協会の推薦図書で、一般の方向けにAIとはどのようなものかを幅広く解説しています。(Kindle Unlimitedに加入していれば無料で読めます)
インプット学習
私が受験した当時と現在では、G検定のシラバスや公式テキストが変わっています。
これから受験する方は、必ず最新シラバスに対応した教材を選ぶようにしてください。特に、生成AI、基盤モデル、大規模言語モデル、AI倫理・法律・ガバナンスなどは、現在のG検定では重要度が高くなっています。
インプット用の教材として最適なのはやはり公式テキスト(通称白本)です。
白本は役に立たないといった意見もありますが、テキストをしっかり理解していれば解けるような問題も多く出題されたので、必ず買うべきだと思います。
試験まで3週間以上ある場合は1週間くらいかけてじっくり読み込みましょう。
もし時間がない場合は、サッと概要だけ掴んで問題演習に移ったほうがいいです。
アウトプット学習
この試験において重要なのはとにかくアウトプットです。色々な問題を解きまくりましょう。
市販の問題集を解く
問題集はいくつかありますが、恐らく一番有名なのがこの通称黒本です。
問題の難易度が難しすぎず、解説も充実してるので初めに解く問題集として最適です。こちらも第2版を購入するようにしましょう。
ただこれだけでは演習量が足りないので、私は以下のような問題集でさらに問題を解きました。
こちらはKindle版のみですが、500円(Kindle Unlimitedに加入していれば無料)で購入でき、問題量も非常に多いのでおすすめです。
どちらも繰り返し解く必要はなく、1周解けば十分かなと思いました。
1つの問題集をやりこむよりも様々な問題を解く方がこの試験には適していると思います。
無料模試を活用する
問題集を一通り終えたら、模試を受けましょう。以下の2つのサイトで無料で模試が受けられます。
本番では模試の問題によく似た問題も出題されたので、一通り解いてみることを強くおすすめします。
本番と同様に検索しながら解くのもありだと思います。
時事問題対策について
G検定は時事問題の比率が高いので、私は自動運転やドローン規制、個人情報保護法などは様々なサイトを調べて入念に準備しました。
試験直後はあまり手応えがありませんでしたが、迷った問題でも最後まで諦めずに回答したことが、合格につながったのかもしれません。
G検定は問題数が多いため、わからない問題にこだわりすぎず、解ける問題を確実に取ることが大切だと感じました。
試験本番に備えて検索用メモを整理しておく
G検定は出題範囲が広いため、試験前に重要用語を検索しやすい形で整理しておくと安心です。
ただし、いわゆる「カンペさえあれば合格できる」という考え方はおすすめしません。
実際の試験では問題数が多く、1問あたりに使える時間はかなり限られています。知らない用語を毎回調べながら解こうとすると、時間が足りなくなる可能性が高いです。
そのため、メモは「答えを探すためのもの」ではなく、直前の復習や、どうしても迷ったときに確認するための補助資料として使うのがよいと思います。
重要なのは、試験中に長文を読むためのメモではなく、キーワードで素早く検索できるメモにしておくことです。
試験本番
オンライン試験を受ける場合は、事前に試験システムの動作確認をしておきましょう。
また、試験当日に参照する可能性があるメモや教材がある場合は、事前にファイル名や保存場所を整理しておくと安心です。
ただし、試験中に何でも調べながら解こうとすると、時間が足りなくなります。G検定は問題数が多いため、基本的には知識で即答し、どうしても迷った問題だけ短時間で確認するくらいの使い方が現実的です。
受験形式や試験ルールは変更される可能性があるため、試験前には必ず公式サイトや受験者向け案内を確認してください。
問題の解き方
G検定は出題数が多いため、1問に時間をかけすぎないことが大切です。
私が受験したときに意識したのは、以下の点です。
・一瞬でわかる問題は迷わず解く
・わからない問題に時間をかけすぎない
・調べるのに時間がかかりそうな問題はいったん仮回答して次へ進む
・見直したい問題だけチェックしておく
・最後に時間が余ったら、チェックした問題だけ確認する
特に大事なのは、すべての問題を完璧に解こうとしないことです。
G検定は知識問題が中心ですが、出題範囲が広いため、知らない用語や迷う選択肢も出てきます。そこで止まってしまうと後半の問題にたどり着けなくなるため、まずは最後まで解き切ることを優先しましょう。
結果発表
試験から約2週間後に合否のメールが届きました。

試験直後はあまり手ごたえはなかったのですが、自信がない問題はとにかくググって回答したのが比較的高い得点につながったのかもしれません。
また、今回から分野別の得点率が公開されるようになったようです。
おわりに
この試験を通じて、興味のあった機械学習やディープラーニングを体系的に学ぶことができたのがよかったです。
G検定はAIの知識がなくても1カ月くらいあれば合格できる試験だと思うので、AIに少しでも興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。