簿記2級に2ヶ月で合格したので勉強法をまとめる

資格取得

第148回日商簿記2級試験に約2ヶ月の勉強で合格できたので使用教材や勉強法について記録を残しておきます。

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使用教材

使用した教材は以下の4つです。

TAC出版のテキストの中で最も人気のある「スッキリとける」シリーズです。イラスト付きでわかりやすく、初学者に大変優しい内容となっています。

こちらは「スッキリとける」シリーズの工業簿記版テキストです。

 「スッキリとける」シリーズの著者による分野別問題集です。「やさしすぎる」の文字通り、この上なく丁寧に解説されているので、苦手分野がある方には非常におすすめです。

「スッキリとける」シリーズのテキストに対応した過去問+予想問題集です。過去問演習はこれ1冊で十分です。

 

学習方法:インプット期(1ヵ月)

2018年1月1日から学習を開始。まずは商業簿記及び工業簿記テキストを1月中に2周終えることを目標にしました。

1回目はさらっと読み、2回目は問題編の問題も解きながらしっかり理解するという学習方法です。

私はまだモチベーションがあまり上がらずに、結局工業簿記は1周しかすることができませんでした。(問題編の問題はすべて解きました。)

なお、工業簿記と商業簿記のどちらから始めればいいかと悩む方もいるかもしれませんが好みで構いません。私は簿記3級の延長で馴染みのある商業簿記から始めました。

ただ、商業簿記テキストの最後に重い論点である「連結会計」があるので、そこに時間を費やしすぎて工業簿記が疎かにならないようご注意ください。

簿記はインプットよりもアウトプットの方が遥かに重要なので、不安な論点があっても飛ばして、アウトプット期に移行することを優先しましょう。

学習方法:アウトプット期(1ヵ月)

1月中のテキストの読み込みがスムーズに行かず、アウトプット勉強を開始したのは2月になってからでした。

分野別問題集を解く

そのまま過去問演習に行ってもよかったのですが、追加論点や工業簿記に不安要素があったため、「やさしすぎる解き方の本」で分野別に問題演習を開始しました。

正解した問題には○、正解したが自信がなかった問題には△、間違えた問題には×を付けていきます。

1周終えた段階で、試験までの日数が残り少なくなってしまったので、2周目には入らずに次の過去問演習に移りました。

苦手な分野だけ解けばよかったのですが、そうでない分野までしっかりと解いてしまったので、想定以上に時間を費やしてしまったのは反省です。

過去問演習

試験1週間前になってようやくスッキリの過去問・予想問題集で過去問演習を開始しました。

試験までに1日1回分を解くことを目標にして、なんとか過去問部分については演習を終えることができました。

朝の出勤前に問4・5の工業簿記を解き、帰宅したら問1~3を解くという変則的な解き方をしていました。

ただし、最低1回は本番と同様の2時間で解くようにしましょう。問題を解く順番もあらかじめ想定しておくと、本番で慌てなくて済みます。

私は問1→4→5→2→3の順番が解きやすく感じました。

学習方法:直前期(前日)

一般的に、直前期とは試験の1週間前くらいを指すような気もしますが、私の場合は時間がなかったため、前日に総復習を行いました。

 私は連結会計と工業簿記全般に苦手意識があったので、しっかり苦手を潰せるよう、「やさしすぎる解き方の本」で「×」にした問題を解きなおしました。

その際、まともに解くと時間がいくらあっても足りないので、わかる部分は飛ばして、本当に不安な箇所だけを集中して解くようにしました。

結果的に、ここで連結会計をしっかりと復習したおかげで、翌日の試験で出題された問3(連結精算表)で高得点を取ることができたので、前日の復習も侮れないと感じました。

試験当日

簿記2級の試験は午後開始で、会場は自宅から徒歩20分と近かったので、午前中は軽くテキストを読み返すことができました。

試験が始まり、ざっと問題を見渡した結果、問2(有価証券の個別論点)及び問3(連結会計精算表)が時間がかかりそうな問題だと判断し、最後に回すことにしました。

問4と問5を先に解いてみると、非常に簡単で拍子抜けしてしまいましたが、自信をもって問1~3に取り組むことができました。

問3は初めて見る形式で戸惑いましたが、前日に復習した基本の部分を思い出して、わかる箇所だけ記入するようにしました。

問2・3は不安でしたが、そこ以外で得点できてそうなので合格はできたかなーといった感覚でした。

試験の結果

結果は無事合格でした。今回は合格率が32.7%と比較的高く簡単な回だったのでラッキーだったのかもしれません。

以下に設問ごとの得点を記載します。()は平均点です。

  • 問1 16点(11.3点)
  • 問2 14点(10.2点)
  • 問3 18点(7.2点)
  • 問4 20点(10.9点)
  • 問5 20点(13.2点)
  • 合計 88点(52.8点)

平均点を見ると問3が難しかったことがわかります。

精算表自体は空欄だらけでしたが、幸い未実現利益の消去などの仕訳の仕方をしっかりと抑えていたので、部分点で多く稼げたのだと思います。

おわりに

簿記2級をなんとか1回で合格することができてホッとしています。

第149回の試験から税効果会計などの新論点がさらに追加されて勉強範囲が増加しましたが、基本的な勉強方法は従来と変えることなく対応できると思います。

この記事がこれから簿記2級を受ける方の参考になれば幸いです。

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