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AZ-104: Microsoft Azure Administratorの勉強法とおすすめ教材

Azure認定資格

AZ-104に3週間ほどの勉強で合格できたので、実際に使った教材や効率的な学習方法について、これらから受験する方に向けて解説します。

AZ-104試験について

AZ-104: Azure Administrator Associate は、Azureの管理者を対象とした中級レベルの試験です。

試験範囲は以下に記載されているので、事前にしっかり確認しておきましょう。

試験 AZ-104 の学習ガイド: Microsoft Azure Administrator
試験 AZ-104 の学習ガイド: Microsoft Azure Administrator | Microsoft Doc

初級者向けのAZ-900よりも難易度はかなり上がります

ネットワークや仮想化の知識がある前提で問題が出題されますが、後ほど紹介する試験対策テキストを読み込めば十分に合格可能です。

学習期間とスケジュール

学習に必要な期間は経験等にもよりますが、AZ-900に合格するレベルの知識がある方であれば、1ヶ月以内での合格も十分に可能です。

参考までに、私の受験時のスペック・学習期間・試験結果を紹介します。

  • エンジニア歴:1年半(業務ではApp ServiceとApplication Insightsを少し触る程度)
  • AZ-900取得済
  • 学習期間:約3週間(30〜40時間)
  • 試験結果:758/1000点

AZ-104の受験料を少しでも安くするには?

以前まではMicrosoftのIgniteやBuildといったイベントで試験料が割引になるバウチャー(クーポン)が入手できたのですが、最近はあまりバウチャーの配布を行っていないようです。

ただし、以下のようなトレーニング会社から割引付きのバウチャーが購入できることがあります。

試験申込み前に、公式サイトや各社ページをチェックしておくことをおすすめします。

AZ-104のおすすめ教材

私が実際に使用した教材を紹介します。以下の2つだけを使用しました。

徹底攻略 Microsoft Azure Administrator教科書[AZ-104]対応

最新の試験内容(2025年4月)に対応したテキストです。

Azureの知識が少ない人でもわかるように工夫された説明や、試験に出題されやすい箇所を強調してくれている点が非常に親切です。

別途ダウンロードできる模擬試験で問題演習ができる嬉しいポイントです。

Microsoft公式の無料学習教材であるラーニングパスだけでも合格が可能かもしれませんが、効率よく学習したいのであれば本書の購入をおすすめします。

Microsoft Learn プラクティス評価(無料)

Microsoftが提供するAZ-104の模擬試験で、下記ページの「練習評価を受ける」から受験することができます。

マイクロソフト認定: Azure管理者アソシエイト - Certifications
Microsoft Azure で主要なプロフェッショナル機能を構成、管理、セキュリティ保護、管理するための主要なスキルを示します。

模擬試験を受けるたびに出題される問題が変わるので、繰り返し受けるのがおすすめです。

解説は正直あまりわかりやすいものではないので、テキストやドキュメントで別途補う必要はあります。

AZ-104の勉強法

まずはテキストを最後まで通読して全体像を掴むようにします。

リソースの作成方法なども画面付きで紹介されているので、なるべくAzureポータル上で手を動かしましょう

テキストを読み終えたら付属の模擬試験を解き、理解できていない箇所があればテキストに戻って確認しましょう。

模擬試験の複数の問題が本番でもそのまま出題されたので、必ず解くようにしてください。

また、テキスト内で「試験対策」として強調されている部分は確実に覚えるようにしましょう。

本番では細かい部分についても問われるので、強調されていない箇所に関してもある程度理解しておくと安心です。

テキストだけでなくMicrosoft Learn のプラクティス評価も、9割以上の得点が取れるようになるまで繰り返し解くとさらに安心です。

AZ-104の試験日までにやっておくべき準備

試験対策以外にも、以下の2点を確認しておくと本番で焦らずに済みます。

Microsoft Learn の使い方に慣れておく

2024年以降、AZ-104では試験中に Microsoft Learn(公式のオンライン学習プラットフォーム)を閲覧することができるようになりました。(参考:試験期間と試験エクスペリエンス

全ての問題を調べながら回答するのは時間的に不可能ですが、暗記するのが難しい問題を調べる際などに役立ちます。

ただMicrosoft Learnの検索機能はあまり精度がよくないので、本番で慌てないためにも、事前に使い慣れておくことをおすすめします。

出題形式をチェックしておく

ケーススタディなどAzure試験特有の問題形式に戸惑わないように、事前に出題形式を確認しておきましょう。

下記ページの「サンドボックスを起動する」から、実際の出題形式を確認することができます。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/azure-developer/?practice-assessment-type=certification#certification-practice-for-the-exam

(追記)AZ-104認定資格の更新について

AZ-104の有効期限は合格から1年間で、資格を維持する場合は有効期限が切れる前に更新試験を受ける必要があります。

有効期限が近づくとMicrosoftからメールが届くので、気付かぬうちに有効期限が切れているという心配はなさそうです。

更新試験は全28問で、制限時間は45分でした。

問題の難易度は易しくはないですが試験中にGoogle検索等も可能なので、Microsoft Learnで勉強し直さなくても合格基準(5~6割くらい?)には達すると思います。

もし不合格でも24時間を置けば何度でも受けることが可能なので気楽にトライしましょう。

おわりに

AZ-104は、Azureのリソース管理や運用の基礎を体系的に学べる、とても実践的な試験です。
この試験を通じて、Azureの全体像や主要サービスへの理解が深まり、実務でも役立つスキルを身につけられるはずです。

もし、今後は開発者寄りのスキルも身につけたいと考えている方には、次のステップとして AZ-204(Microsoft Azure Developer Associate) に挑戦するのがおすすめです。

以下の記事で、AZ-204の勉強法や試験対策を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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