Azure中級者向けの試験であるAZ-104に3週間ほどの勉強で合格できたので、勉強法やおすすめ教材を紹介します。
※もしAzureに慣れていなかったり、初めてAzureに関する資格を取得する場合は、初級者向けのAZ-900: Microsoft Azure Fundamentalsの受験をおすすめします。
AZ-900の勉強法については以下の記事を参考にしてください。
試験について
試験範囲は下記に記載されているので、事前にしっかり確認しておきましょう。
中級者向けの試験であるため、AZ-900よりも難易度が上がります。
ネットワークや仮想化の知識がある前提で問題が出題されますが、後ほど紹介する試験対策テキストを読み込めば十分に合格可能です。
(参考)無料でAZ-104を受験するには?
Microsoftが主催するMicrosoft Build(毎年5月頃)やMicrosoft Ignite(毎年11月頃)といったイベントでは、「Microsoft Learn Cloud Skills Challenge」というコンテンツが設置されます。
期間中に特定の学習コースを完了することで、試験の無料バウチャーをもらうことができます。
期間限定開催なのに加え、必ずしもAZ-104が無料対象になるわけではありませんが、試験申込前に公式サイトをチェックすることをおすすめします。
試験対策
対策はとてもシンプルで、以下の書籍のみを使用しました。
使用教材
最新の試験内容に対応したテキストです。
Microsoftの無料学習コンテンツであるラーニングパスよりも圧倒的に説明がわかりやすいことに加え、試験に出題されるポイントを強調してくれているのがとてもよかったです。
別途ダウンロードできる模擬試験で問題演習ができる点も親切です。
ラーニングパスだけでも合格は可能だと思いますが、効率よく学習したいのであれば本書の購入をおすすめします。
勉強法
まずはテキストを最後まで通読して全体像を掴むようにします。
リソースの作成方法なども画面付きで紹介されているので、なるべくAzureポータルで手を動かしましょう。
もし課金されることが心配なら、リソース作成前の確認画面まででもいいので操作してみることをおすすめします。
テキストを読み終えたら模擬試験を解き、理解できていない箇所があればテキストに戻って確認しましょう。
模擬試験の問題のいくつかは本番でもそのまま出題されたので必ず解くようにしてください。
また、テキスト内で「試験対策」として強調されている部分は確実に覚えるようにしましょう。
本番では細かい部分についても問われるので、強調されていない箇所に関してもある程度理解しておくと安心です。
試験と結果
結果は758/1000点(700点以上で合格)で、無事に合格することができました。
本番ではテキストに載っていない知識が問われる問題や、前の問題に戻れないケーススタディ問題などに戸惑うかもしれませんが、慌てずに解くことが大事です。
テキストの内容をしっかり理解していれば700点以上の得点は確実に取れます。
(追記)認定資格の更新について
AZ-104の有効期限は合格から1年間で、資格を維持する場合は有効期限が切れる前に更新試験を受ける必要があります。
有効期限が近づくとMicrosoftからメールが届くので、気付かぬうちに有効期限が切れるという心配はないでしょう。
更新試験は全28問で、制限時間は45分でした。
問題の難易度は易しくはないですが試験中にGoogle検索等も可能なので、Microsoft Learnで勉強し直さなくても合格基準(5~6割くらい?)には達すると思います。
もし不合格でも24時間を置けば何度でも受けることが可能なので気楽にトライしましょう。