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『独習ASP.NET Core』を読んだ感想

おすすめ教材

ASP.NET Coreを体系的に学べる日本語書籍はかなり少なめです。

その中で今回読んだのは、2024年7月発売の『独習ASP.NET Core』です。

読んでみた感想を一言でいうと、MVCを学びたい人にはおすすめできる一方で、Web API、Razor Pages、Blazorなどを中心に学びたい人には少し合わない可能性がある本でした。

この記事では、実際に読んで感じたことをもとに、良かった点と気になった点をシンプルにまとめます。

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良かった点

ASP.NET Coreを日本語で体系的に学べる

まずよかったのは、ASP.NET Coreをメインに扱った日本語書籍がかなり少ない中で、全体を整理しながら読めることです。

C#の入門書はたくさんありますが、ASP.NET Coreそのものをメインに扱った本は多くありません。
その意味で、本書はかなり貴重だと思います。

特に、ASP.NET Core MVCを学びたい人には相性がとてもよいです。

MVCを軸にしながら、関連する仕組みも含めて順番に理解できる構成になっていました。

EF Coreや共通基盤の理解にも役立つ

本書はMVC中心ですが、読んでみるとMVC以外にもつながる内容がありました。

例えば、モデル開発の章ではデータ操作でよく使われるEF Coreにも触れられており、LLINQを使ったデータアクセスなど、基本的な使い方を一通り押さえられる内容でした。

個人的にはインターセプターという機能を知れたのが収穫でした。

また、DI、ミドルウェア、オプションパターン、IDistributedCacheなど、ASP.NET Coreの共通基盤に関わる話もまとまっています。

フレームワークの基盤部分を改めて学ぶ機会は意外と少ないので、その点はよかったです。

気になった点

一番気になったのは、構成がかなりMVC寄りなことです。

タイトルだけ見るとASP.NET Core全体をバランスよく学べそうですが、実際には説明の中心はMVCです。

もちろん、Razor PagesやWeb APIもASP.NET Coreの共通基盤の上にあるので、MVCの学習がまったく無駄になるわけではありません。

ただ、Web API・Razor Pages・Blazor・SPAを中心に学びたい人にとっては、少し遠回りに感じると思います。

特にこれらを主目的にしている場合は、この1冊で十分というより、目的に合った別の本や教材もあわせて検討した方がよさそうです。

ちなみにもしBlazorを学びたいなら、Blazorに特化した『C#ユーザーのためのWebアプリ開発パターン ASP.NET Core Blazorによるエンタープライズアプリ開発』の方がおすすめです。

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独習ASP.NET Coreを読んだ感想まとめ

『独習ASP.NET Core』は、MVCをしっかり学びたい人にはおすすめしやすい本だと感じました。

一方で、Web API、Razor Pages、Blazorを中心に学びたい人には少しズレるかもしれません。
ASP.NET Core全体に触れてはいますが、説明の軸はかなりMVCだからです。

ただ、DIやミドルウェア、設定、モデル開発など、ASP.NET Coreの共通部分を整理するという意味では読む価値があります。

そのため、MVCを軸にしつつASP.NET Core全体の土台も押さえたい人におすすめできる1冊というのが率直な感想です。

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