この度令和4年度春期の情報処理安全確保支援士試験に合格しました。
約1ヶ月という短期間でしたがなんとか合格できたので、どのように対策したのかを簡単に書きたいと思います。
※午前Ⅰ試験の免除がなかったり、前回の情報処理技術者試験を受けてから時間が経っている場合は、より長めの期間を確保することをおすすめします。
受験時のスペック
- Web系開発エンジニア(歴1年半ほど)
- 午前Ⅰ試験免除
- 応用情報技術者取得済み(半年前にDBスペシャリストを受けたものの不合格)
使用教材と勉強法
使用したテキスト等とそれを使ってどのように勉強したかを紹介します。
情報処理安全確保支援士試験は他の高度試験と比べて知識重視の傾向が強い(知っていれば解ける問題が多い)ので、仕組みを正確に理解することに加え、幅広く関連知識を詰め込むことを意識しました。
図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる
こちらは試験対策本ではないですが、致命的にネットワークの知識が欠けていたので基礎から学ぶために購入しました。
タイトル通り図解が豊富でとてもわかりやすいので、基礎からしっかりと学ぶことができます。
あくまで試験対策として購入したので、難しい箇所は飛ばして3日ほどで読み切りました。
一見遠回りのようにも思えますが、セキュリティとネットワークは切っても切り離せない関係なので、自信のない方は手に取ってみることをおすすめします。
情報処理安全確保支援士合格教本
インプット用の試験対策テキストです。
テキストは他にも複数存在しますが、一番内容が充実していそうな本書を購入しました。
分厚いですが、なるべく時間をかけずにサッと最後まで読み通して、全体像を把握することをおすすめします。(私は1週間ほどで読み終えました)
なお午後対策は次に紹介するテキストで行ったので、後半の午後問題解説の章は読みませんでした。
情報処理安全確保支援士「専門知識+午後問題」の重点対策
午後対策用のテキストとして活用しました。
記述問題の解答の導き方や暗記しておくべき前提知識が詳しく説明されており、非常に参考になります。
時間があれば本書で紹介されている年度の過去問を別途解くのが理想ですが、私は時間がなかったので本書に掲載されている問題だけを解きました。(最後まで解き終わったのは試験直前でした)
この本を読んで理解が足りないと感じた分野は、インプット用のテキストやネットを使ってしっかり復習しておきましょう。
まさるの勉強部屋(YouTube)
情報処理安全確保支援士試験などに役立つ知識をわかりやすく発信しているYouTubeチャンネルです。
豊富な図解と丁寧に噛み砕いた解説で、苦手分野などの理解にとても役に立ちました。
無料でここまで学べるコンテンツは中々ないと思うので、空き時間などにぜひ活用してみてください。
情報処理安全確保支援士過去問道場
オンライン上で無料で過去問演習ができる有名サイトです。
午前Ⅱはここでひたすら問題を解くことで十分に対策可能なので、別途教材などを用意する必要はありません。
午前Ⅱは過去問がそのまま出題されることが多いので、直前期に集中して取り組むのがいいでしょう。
私は試験3日前くらいから当日朝までに200問ほどを解きました。
当日試験会場に向かう電車内で解いたいくつかの問題が、そのまま本番でも出題されたのでラッキーでした。
試験の感想と結果
受験直後は午後試験の手応えがあまりなく、自己採点でも6割に届かなそうだったので不合格を覚悟しましたが、なんとか合格することができました。
今回は全体的に答えにくい記述問題が多かった印象なので、部分点を多めにくれたのかもしれません。
おわりに
初めての高度試験に合格することができてホッとしています。
試験の数ヶ月前から準備しておくのが理想ですが、もし試験本番まで残り少なくなってしまった場合でも、諦めなければ十分に合格の可能性はあると感じました。