これまでに読んだC#関連の技術書の中から、特に読んでよかった・実力がついたと感じた3冊を厳選してご紹介します。
どれもC#の理解を深めるうえで非常に役立つ内容になっており、これらを読めばスキルアップの近道になること間違いなしです。
なお『「技術書」の読書術』によると、入門書・専門書・逆引き書の3通りを読むことが推奨されているため、本記事でもこの観点でピックアップしています。
入門書と専門書、逆引きのように視点が異なる本を 3 種類くらい読むと、実務で使えるレベルになるでしょう
「技術書」の読書術 達人が教える選び方・読み方・情報発信&共有のコツとテクニック 第2部
新・標準プログラマーズライブラリ なるほどなっとく C#入門

これからC#を学ぶという初心者に真っ先におすすめしたいのがこの一冊です。
単なる文法解説にとどまらず、
「この構文は実際どんな場面で使うの?」
「どう使えば便利なの?」
といった“使いどころ”にまで丁寧に踏み込んで解説してくれます。
また、初心者が学ぶべき文法に絞っているため、最後まで挫折せずに読み切りやすいのも魅力です。
独習C# 第5版
基礎をひと通り学んだ後は、もう一段深く学びたい方におすすめの専門書がこちら。
ページ数は1,000ページ超とかなりのボリュームですが、C#の文法や機能が体系的に網羅されているため、時間をかけて読み込めば確実に力がつきます。
『なるほどなっとく C#入門』よりも出版年が新しく、C#10までの比較的新しい情報に基づいている点もGoodです。
なるべく掲載されている練習問題に取り組んだり、書かれているコードを少し変更して動かしてみたりしながら、確実に吸収していきましょう。
C#コードレシピ集
『なるほどなっとく C#入門』と同じ出井 秀行さんの著書で、実務でよくある「これってどう書くの?」を解決してくれる便利なコードレシピ集です。
初心者〜中級者が実践で役立てやすい内容が詰まっており、手元に置いておきたい一冊です。
よりスマートな書き方などについても言及されているので、より実践的な用法を習得することができるでしょう。
なお、類書として『C#クックブック ―プロフェッショナル開発者のためのモダンレシピ』がありますが、こちらはやや上級者向けの内容なので、ある程度C#開発に慣れてから手を出すのがおすすめです。
おわりに
今回は、C#初心者が読むべきおすすめ本を「入門書・専門書・逆引き書」の3つの視点からご紹介しました。
本での学びは、実力を土台から支えてくれます。今回紹介した書籍を活用して、一人前のC#エンジニアを目指してステップアップしていきましょう。