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【初心者向け】Visual StudioでC#開発環境を構築する方法

VisualStudioでC#開発環境を構築する 開発環境

Microsoft公式の統合開発環境(IDE)であるVisual Studioを使えば、初心者でも簡単にC#の開発環境を構築することができます。

この記事では、Visual Studio 2022 のインストール方法から「Hello World」を表示するまでの流れを解説します。

Visual StudioはWindows専用です。Macをお使いの方は「Visual Studio Code」を使うのがおすすめです。

Visual Studio 2022のインストール

Visual Studio 2022 のインストール方法を解説します。

インストーラーのダウンロード

公式サイトから「Visual Studioのダウンロード」をクリックして、インストーラーをダウンロードします。

Visual Studio: ソフトウェア開発者とチーム向けの IDE およびコード エディター
Visual Studio 開発ツールとサービスによって、開発者が任意のプラットフォームや言語でアプリの開発を行うのが容易になります。 コード エディターまたは IDE を使用してどこでも無料で開発できます。

※Visual Studio Communityという無償版のインストーラーがダウンロードできます。

インストーラーの起動とワークロードの選択

ダウンロードした VisualStudioSetup.exe を実行します。

いくつか確認を進めると、以下のようなワークロード選択画面が表示されます。

以下を参考にワークロードを選択してください。

  • Webアプリを作りたい:「ASP.NETとWeb開発」(Azureを使う予定なら「Azureの開発」も)
  • デスクトップアプリを作りたい:「.NET デスクトップ開発
  • モバイルアプリを作りたい「.NETマルチプラットフォームアプリのUI開発

インストール後もワークロードの追加や削除はできるので、この時点ではあまり悩まずに選択して問題ありません。

ワークロードが選択できたら、右下の「インストール」をクリックしてください。インストール完了までは数分〜十数分かかります。

インストール完了後、下記のようなメッセージが表示された場合はPCを再起動しましょう。

C#の新しいプロジェクトの作成

Visual Studioのインストールが終わったら、まずはアプリを作るための「プロジェクト」を作成します。

プロジェクトとは、C#のコードや設定ファイルなどがひとまとめになった作業フォルダのようなものです。

C#プログラムを動かすためにはプロジェクトを必ず作る必要があります。

Visual Studioの起動 とプロジェクトの作成

Visual Studioを起動したら、「新しいプロジェクトの作成」をクリックします。

今回はコンソールアプリを作成します。

コンソールアプリとは、コンソール画面(コマンドプロンプトなどの黒い画面)で動作する、文字ベースのシンプルなアプリケーションです。

検索窓に「コンソール」と入力し、「コンソール アプリ(C#)」を選択して「次へ」をクリックします。

プロジェクト構成は基本的にデフォルトのままで問題ありませんが、プロジェクト名やプロジェクトファイルの保存先を任意のものに変えることもできます。

設定できたら、「次へ」をクリックします。

追加情報を入力する画面が表示されます。

ここもデフォルトのままで問題ないですが、「最上位レベルのステートメントを使用しない」にチェックが入っている場合はOFFにしておいてください。OFFにすることでシンプルにコードが書けるようになります。

「作成」をクリックすると、プロジェクトの作成が開始されます。

プロジェクト構成の確認と「Hello, World!」の実行

作成されたプロジェクトの中身を確認し、簡単なプログラムを実行します。

プロジェクト構成

作成されたプロジェクトは下記のような構成になっています。

ソリューションとは、複数のプロジェクトを管理するフォルダのようなものです。
現在はConsoleApp1ソリューションの下に、ConsoleApp1プロジェクトが含まれるという構成になっています。

Program.cs がメインとなるC#ファイルで、ここに処理を記述します。

それ以外のProperties、依存関係、App.configは、アプリの設定や構成情報が格納されるもので、初めのうちは特に意識する必要はありません。

作成された Program.cs ファイルには、次のようなコードが自動で記述されています。

Console.WriteLine("Hello, World!");

Console.WriteLineは、コンソール画面に文字を表示するための命令です。

デバッグ実行

それではプログラムを実行して、コンソール画面に文字が表示されるか確認しましょう。

Visual Studioの上部にある「▶ <アプリ名>」ボタンをクリックするとプログラムが実行されます。

コンソール画面(デバッグウィンドウ)に Hello, World! と表示されていれば成功です。

おわりに

今回は、Visual Studioのインストールから、C#の基本である「Hello World」の表示までを解説しました。

Visual Studioを使えば、初心者の方でもGUIベースで直感的に開発環境を整えることができます。
C#の学習を始める第一歩として、ぜひ手を動かしながら試してみてください。

当ブログでは、C#を使ったWebアプリケーションの作り方なども紹介しています。
今後のステップアップに向けて、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

開発環境
hiranote

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